テレビ以後のインターネット

art after tv img
(2018年7月 インスタレーション)
浜松高等工業学校(現・静岡大学工学部)の高柳健次郎が、世界で初めてブラウン管を用いて映像を電子表示したときに映し出されたのはカタカナの「イ」だった。これは「イロハ」の最初の一文字目としての「イ」である。
紙・ブラウン管・液晶の三者はそれぞれ、アナログの物質媒体、アナログの電子媒体、デジタルの電子媒体であり視覚メディアの変遷である。
アナログ同士を繋ぐデジタルの無為性は、社会でのデジタル技術の使い方を揶揄する。